英検と私
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 英検を受験されたことがありますか。

 英検とは、正式名を実用英語技能検定試験と言い、
 5級、4級、3級、準2級、2級、準1級、1級の
 7段階があります。
 
 私は、今までに数回しか受験したことがありませんが、
 忘れられないエピソードがあります。

 アメリカへ留学する以前に、英検2級までしか
 取っていませんでした。

 帰国後は、英検やTOEICなどの試験は受けることなく
 月日が経っていました。

 ある日、このまま英検2級止まりでは嫌だな、
 と思うようになりました。

 また、英語仲間の友人が英検準一級にチャレンジ
 する事を聞いて、自分も準一級を受けることに
 したのです。

 何とか、一次試験は受かりました。友人も合格。

 私は、二次の面接試験に備えて、当時(株)アルクから
 出ていた準一級用のシュミレーションのビデオを
 購入したのです。

 何回か練習してから、友人にもそのビデオの事を
 話し、貸すことにしました。

 試験当日、面接官は男性でした。実は、この年から
 「アティチュード」という項目が加わりました。

 「アティチュード」とは、自分の考えや情報を積極的に
 伝えようとする態度を評価するものです。

 私は、他の分野はともかく、この「アティチュード」だけは
 満点を取れるように頑張ったつもりでした。

 しかし、結果は1点足らずで不合格でした。しかも
 「アティチュード」は、3点満点の内のたった1点だけ。
 ホント、悔しかったです。

 そして、例の友人は合格していました。
 負けず嫌いの私は、さらに悔しさが募りました。

 不合格が余りにも悔しくて、それからしばらくは
 英検を受験する気にもなれず、また月日が流れて
 いきました。

 しかし、出産して一年後、このまま悔しい思いを
 引きずっていくのは嫌だと思い始めました。

 それで、もう一度チャレンジする気になったのです。
 前回の惜敗から2年後の事でした。

 一次は、合格。問題は、二次の面接です。

 試験が3日後に迫った日のこと。当時、携帯電話が
 急速に普及し始めた頃でした。

 私は、ふと、携帯電話は英語で何て言うのだろう、と
 思ったのです。私は、その単語を知りませんでした。

 それで、NHKのラジオ英会話テキストの中に
 出ていたのを思い出して、見てみました。

 あった!ありました!「cell phone」とありました。

 そして遂に面接の日がやってきました。試験場は、
 名古屋今池にある、布池教会の中にある
 英会話学校でした。

 前回の苦い思い出が蘇ってきて、緊張してきました。

 と、その時、午前10時の合図の鐘が鳴ったと思ったら、
 賛美歌が聞こえてきました。

 朝の礼拝が始まったのです。

 賛美歌を聴いているうちに、自分は何のために
 英検を受けているのか、自問していました。

 誰かに誇るためではなく、英語が好きで、多くの人達と
 コミュニケーションを取りたいからであり、英検を
 受けるのもその延長にあること。

 そう思っているうちに、心が静まってきました。
 そして、結果はどうであれ、面接を楽しめば
 良いじゃないか、と思えてきたのです。

 今回もダメだったら、また次に受ければいいや、
 と思ったら、気が楽になりました。

 そして、私の名前が呼ばれました。

 試験場に入る時に、ドアノブが少し変わっていて、
 私はなかなか開けられずにいました。すると、、
 女性の試験官の人が、開け方を教えてくれました。

 とても感じの良い女性で、私は緊張がほぐれて
 いくのを感じました。

 ドアノブの事から話が始まり、雑談を少ししてから
 いよいよ試験が始まりました。

 手にした4枚のカードを見て、ビックリ!

 なんと、携帯電話がキーワードとなる話でした。
 数日前に調べておいたのが役に立ったのです。

 ナレーションもQ&Aも楽しく出来ました。
 試験官の方との相性が大変良かったのだと思います。

 試験を終えてから、何となく合格しそうな予感が
 しました。

 そして、結果が届きました。ナント、38点満点でした!
 信じられなかったです。

 「ナレーション」15点、「Q&A」20点、「アティチュード」
 3点で、合計38点でした。合格点は、22点。

 もし、「cell phone」の単語を知らなかったら、スムーズに
 ストーリーを作れず、きっとしどろもどろになり、
 不合格だったことでしょう。

 また、女性の試験官の方が、前回の男性のように
 私との相性が悪かったら、私はリラックスして試験に
 臨めなかったと確信します。

 2年前のトラウマ(大袈裟?)からやっと開放されるのを
 感じました。

 準一級を取ってから、数年が経過してしまいました。
 
 そして今、準一級止まりでは充分ではないな、
 と思い始めてます。

 一級を取って初めて、自分の英語の基礎がちゃんと
 出来ている、と自信を持てるような気がします。

 何事も諦めずにさえいれば、必ず実現すると思います。

 ですから、これからも私なりのやり方で英語を
 学び続け、英検一級を取得したいと思います。

 でも、英検一級を取ることが目的ではありません。
 それは、単に通過点に過ぎません。

 英語を学び続ける理由は、英語が好きだから。
 そして、出会った未知の人達とより良い
 コミュニケーションを取って理解したいからです。

 英検一級に合格したり、TOEICで高得点を取った
 人が、必ずしも英語で良いコミュニケーションを
 取れるとは限らないのです。

 ちなみにTOEICは、3年前に一回だけ受けました。
 
 試験中にお腹が急に痛み出し、トイレへ駆け込み
 しばらく出られなくなった、というハプニングが
 起きましたが、結果は850点でした。
 



               


   




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