| 北海道の秋 | |
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北海道の秋 |
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北海道の秋 秋の訪れは、本当に早いです。 子供達が楽しみにしている夏祭りが終わったと同時に ストーンと気温が下がります。 8月の下旬頃に、エゾヤマザクラの紅葉が始まります。 北海道の紅葉は、まるでモザイク模様のように、 黄、緑、赤、茶などのさまざまな色が組み合わさって、 山々を彩ります。 |
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| 美瑛にて |
以前、10月にフェリーで北海道に来たことがあります。 苫小牧から富良野・美瑛に向う道中では、 北上するにつれて紅葉の美しさも際立っていました。 また道中の景色は、まるでヨーロッパの田舎の 風景画そのものでした。
京都などで見られる主に赤だけの紅葉も美しいですが、 様々な色使いの紅葉も見ごたえがありました。 それに何といっても、紅葉を見られる範囲が 広いのです。 本州では、狭い場所に車も人も押し寄せて、 ゆっくり紅葉を愛でることは、あまりできません。 でもここ北海道では、人ごみに悩まされず、独り占めで 鑑賞できるのです。これは、最高です。 秋の夕焼けは、ため息が漏れるほど美しいです。 雲がオレンジ色から段々とスミレ色に、 そしてグレーに変化していくのを見られるのは、 本当に贅沢な時間です。
空ばかりでなく、地上でも秋の風物詩が至る所で 見られます。 広大な畑に牧草ロールが転がっている風景は、 いかにもスケールの大きい北海道ならでは。 またこの頃は、大麦の金と牧草の緑、地肌の茶色と、 パッチワークの景色が一段と際立ちます。 牧草ロールを運ぶ大型トラックの往来が多くなるのも この頃です。
夏から秋にかけて、ヒマワリ畑が出現する時があります。 10月のある朝、外出の途中で綺麗なヒマワリ畑を 見つけ、「よし、帰りに写真を撮ろう!」と決めて、 そのまま目的地へ急ぎました。
数時間後、そのヒマワリ畑に戻ってきたら、 何という事でしょう! ついさっきまで美しかった景色は、跡形もなく 消えていました。 そして無残にも粉々になった黄色の花びらが 土の中に見えていました。 後で分かった事なのですが、これは「緑肥」が目的で 栽培されていたヒマワリ達で、花が一番綺麗な時に、 土と混ぜ合わせられるのです。 「緑肥」とは、農薬や化学肥料の代わりに、何か 植物を栽培してそれを土に戻して肥料にするという、 昔ながらの方法です。 美しい景観は、実際面でも色々な意味がある訳です。 農家の皆さんの努力があってこその、景観なのです。 この経験から私が学んだことは、「シャッターチャンスを 逃すな!」でした。その瞬間に見た美しい景色が、 しばらくあるという保障はないのです。 それ以来、カメラを随時携帯して、急いでいる時でも 綺麗な景色に出会ったら、1〜2枚は撮るように しています。 秋が深まると、ナナカマドの実が真っ赤になってきます。 北海道は、温泉が沢山あるので、紅葉を愛でながら ゆったりと温泉を楽しむ事も気軽に出来ます。
富良野は、十勝岳の温泉場までは30〜40分も走れば 到着できる近さです。十勝岳は、今も噴火している 活火山です。
ところで、秋から冬にかけてはドライバー達がぜひとも 気をつけなければいけない事があります。 それは、エゾシカ達です。彼らは、前触れもなく突然 車道に飛び出してきます。 しかも(シャレではありません!)夕暮れ時の視界が 一番悪くなる時に突然出没します。スピードは 出さない方が無難です。 私は、幸いにもまだそういう場面に遭遇していませんが、 鹿と衝突すると、軽乗用車などはひどいダメージを 受けるそうです。 11月になったら、「雪虫(ゆきむし)」という小さな虫が 沢山みられるようになります。 初めてこの名を聞いた時、なんてロマンチックな 名前だろうと思いました。 まもなく雪が降り始める事を告げ知らせる虫です。 長い長い冬の到来です。
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