北海道の冬
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北海道の冬

 

            北海道の



 北海道のは、長いです。一年の半分は、です。
 11月に入ると、殆ど毎日雪が降ります。でも、
 積雪するまでには至りません。

 この頃に、鮮やかな赤色のナナカマドが真っ白な雪を
 かぶった光景が見られます。それはそれは綺麗です。
 
美瑛  


 12月に近づくにつれ、だんだん雪が融けずに
 積もっていきます。「根雪」になると、いよいよ厳しい
 本格的な冬の到来です。

 「根雪」というのは、降り積もったまま融けないで、
 その上に新しい雪を積みながら翌年の雪融けまで
 残る雪のことです。
 
 初めて「ねゆき」という言葉を耳にした時は、私の頭の
 中では、「寝雪」と翻訳されていました。正しい字を
 知ったのは、お恥ずかしいのですが、つい最近です。

 冬ほど、自然界の力を身近に感じる季節はありません。
 
 朝、天気が良くても昼頃から猛吹雪になって、予定を
 変更せざるを得ない事がたびたびあります。

 こちらの人達(特に農家の方々)は、お天気を見て
 一日の予定を立てるようにしているようです。

 「水落とし」という言葉をご存知ですか。

 「水落とし」とは、長時間水道を使用しない時に
 凍結を防ぐために、水道管の水を全部抜くことです。

 実は、この水落としの仕方が私にはなかなか理解
 出来ませんでした。

 しかし、ある時しばらくアパートを留守にすることになり、
 大家さんに来てもらって、「水落とし」の仕方を見せて
 もらいました。

 まず、台所、洗面所、風呂場など全ての蛇口を開栓して
 水を出しっぱなしにします。その後、元栓をしっかり
 閉めるのです。

 そして、開栓した蛇口は、そのままにしておくのです。
 水道管に少しでも水が残っていると、後が大変な事に
 なるのです。

 私は、常々水道管が破裂して修理に大変な費用が
 かかってしまった、という体験談をよく聞いていたので、
 余計に「水落とし」に過敏になっていました。

 それも、本州から移住してきた人達がそういう失敗を
 する率が多いと、聞いていたのです。

 その後、もう一度自宅を留守にする時があり、さすがに
 その時には大家さんに来てもらう訳にもいかず、
 恐る恐るひとりでやってみました。

 単に蛇口を閉めるだけなら、なんという事もないのです。
 でも、ここは北海道。洗面所に据え付けられている
 石油給湯器の水落しが、私にとって難関だったのです。






 これが自宅の風呂場に
 ある給湯器


 給湯器の中を空にして、コンセントも抜きましたが、
 全然自信がありませんでした。家を出た後、湯たんぽの
 お湯を出さないまま、居間に置いて来た事を思い出し、
 破裂したらどうしよう、と大変気がかりでした。

 しか〜し、帰宅してみると何事も起きていませんでした。
 「案ずるより産むが易しだなぁー」と、心底そう思いました。
 もう水落しなんか怖くない!!

 北海道の夏は、観光客が最も多くなる季節です。
 でも実は、北海道の素顔が一番魅力的な季節は、
 冬ではないかと、こちらに住み始めて思うように
 なりました。
                   
 


  富良野岳近くの
  東大演習林です
麓郷街道入り口付近〜冬と夏の景色


 私は、スキーもスノーボードも全くしない人間ですので、
 アウトドアーが楽しめる、という意味ではないのです。

 日常生活の中で見られる景色の中に、自然の厳しさ、
 優しさ、そして不思議さを感じます。

 ところで、あなたは北海道の人達は皆スキーやスケートが
 出来ると思いますか。私は、そう思っていました。でも、
 そうではなかったのです。

 私の息子は、小学校でクロスカントリースキーと
 アルペンスキーの授業を受けています。
 やはり、子供はスキーの上達が早いです。

 私は、未だにクロスカントリーとアルペンのスキー板の
 違いがよく分かっていません。







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