草花キラーの私
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草花キラーの私

 




          
草花キラーの私 



 "green thumb"という英単語をご存知ですか。

 「green」は「緑色」、「thumb」は「親指]という意味ですが、
 "I have a green thumb."で「私は園芸が得意です。」
 という意味になります。
 
我が家のキッチンに鎮座するポトス

 
 私は、自慢じゃありませんが、この正反対です。
 育てるのがどんなに簡単と云われている草花
 枯らしてしまう草花キラー(killer)です。

 ある時は水のやり過ぎだったり、またある時は、
 水が少なかったりで、私の手にかかると殆どの
 草花達は無残な結末となります。

 そんな私ですが、草花が大好きなんです。

 写真のポトスは、草花キラーの私の元で唯一
 生きながらえたものです。ツルが大分伸びたので、
 枝分けして、マグカップにさしてキッチンに飾りました。



 ポトスと言えば、かつてアメリカに住んでいた時に、
 草花が大好きなアメリカ人の友人にポトスの鉢を
 もらったことがあります。

 でも、枯らしてしまいました。今思うに、枯らした理由は
 水のやり過ぎだったようです。
 
 そんな私が、数年前に買ったポトスは何とかサバイバル
 しているので、少しは成長したのかな?と自己満足
 しています。

 以前は、生け花とフラワーアレンジメントを習っており、
 フラワーアレンジメントは2級を頂きました。
 
 でも、基礎をしっかり身につける前に出産やら
 子育てやらで、中断したままです。

 私の住む街では、自分の庭がなくても道端や空き地に
 季節折々の草花が咲き、私の目を楽しませてくれます。

 誰も手入れしていないのに、活き活きと
 咲いているので、 最初はとても不思議でした。




 でも、毎日自然を見ているうちに、ある事に
 気がつきました。

 土です。道路以外は、広々とした空き地や田畑です。
 
 この土が見えるのと見えないのとでは、
 私達の日常がどんなに違うかを、こちらに来て
 改めて思わされています。

 アスファルトや建物で埋め尽くされた街では、
 土の姿はありません。

 名古屋に住んでいた時も、街路樹が申し訳程度に
 植えられているぐらいで、土が見える場所は
 殆どありませんでした。。

 でも、自宅近くに相生山という、都会では珍しく自然が
 結構豊かに残る山林がありました。

 深呼吸をしたくなると、この相生山に来て思いっきり
 深呼吸をしたことが幾たびあったことか。

 まさに私にとっては、オアシスでした。

 そして、ここ富良野ではその相生山とは比べものに
 ならないくらいの広々とした自然があります。

 この豊かな自然の中で気づいたのは、土は命を
 育むのに必要不可欠なものであるということでした。

 農作物や草花、鳥類や動物達だけでなく
 我々人間も土がなければ活き活きと生きていけない
 のでは?と思えるのです。

 草花を見ていると、色々教えられます。

 汚い場所で、誰も見ていなくても、その草花らしく
 けなげに咲く姿は、気品を漂わせています。

 草花達は、泥水で美しく咲いているのに。
 畏敬の念を覚えずにはいられません。

 吾が身を振り返ると、しょっちゅう人の目を気にして
 境遇の悪さを言い訳に、自分らしく精一杯生きて
 いないことに気づかされます。

 

               中富良野にて






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