| 初めての一人旅 | |
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初めての一人旅☆カナダ☆アメリカ |
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初めての一人旅は… 初めての一人旅は、海外旅行でした。 行き先は、カナダとアメリカ。 1979年の暮れから1980年のお正月にかけての 14日間の旅でした。 |
| 1980年1月、カナダ・レイクルィーズにて |
当時、OLだった私は、会社の正月休みを利用して 一人旅に出たのです。 実は、この一人旅をしたのには、ある理由がありました 1979年秋に、カナダ移住申請をして、カナダ大使館で 面接を受けたのです。 第一審査、第二審査を経て、最終のこの面接を パスすれば、晴れてカナダ移住が実現するという訳。 それで、結果が来る前に一度カナダへ行って、 どんな国か見ておきたかったのです。 どうせカナダへ行くなら、ついでにアメリカにも足を 延ばそうと思いました。 名古屋の英会話学校でお世話になった、アン先生が サンフランシスコのバークレーに住んでいたので、 彼女に連絡して、会うことに決定。 飛行機は、チャイナエアライン(中華航空)にしました。 当時、一番格安だったからです。 前年の1978年に成田国際空港が開港していたので、 全ての国際便は成田から出発するものと、 私は思い込んでいました。 年末の混雑した中、ようやく成田空港に着いて チャイナエアラインのカウンターを探したら、 それらしきものがありません。 慌てて航空券を買った旅行代理店に電話しました。 すると、発着は羽田空港とのこと。 大急ぎで、師走の東京の中、羽田空港へ向かったのは いうまでもありません。 空港行きのバスの中で、 飛行機に乗れなかったらどうしよう、という不安が 私の頭の中で渦巻いていました。 しかし、奇跡的に滑り込みセーフ! 自分の座席にすわってもしばらくは、安堵感で ボーとしていた私でした。 ようやくひと息つくと、あたりを見回す余裕が 出てきました。 私が乗った飛行機は、ジャンボジェット機でした。 初めて乗ったジャンボに、私は見るもの全てが 新鮮でした。 横は、3列、4列、3列と10人が座れます。 当時は、スリッパやお酒類は有料と聞いていましたが、 全て無料でサービスされていました。 チャイナエアって、何て待遇がいいんだろう、 というのが私の感想でした。 後で知った事ですが、当時外交上の理由で チャイナエア航空だけが成田空港を使用できず、 羽田空港に発着していたのです。 機内食もコンパクトに前菜からデザートまでトレイに 収まっており、ビックリしました。 サンフランシスコ空港に着くと、アン先生からの伝言を 受け取りました。少し遅れるから、到着ロビーで待つ ようにとの内容でした。 旅行客でごった返す空港内は活気に満ちており、 ピープルウォッチングには最適でした。 黒人の人達やら白人の人達やら様々な人種の人達が 行きかい、自分は本当に憧れのアメリカにいるのだと、 実感しました。 そうこうしている間に、アン先生が到着し、 私達は久々の再会を喜び合いました。 バークレー行きのバスに乗り込み、車窓からの眺めに また感激しました。 日本では見られない大きな看板や何車線もある フリーウェイ。夕日に輝くゴールデンゲートブリッジ。 「あぁ、自分はやっと念願のアメリカにいるんだ」と 感無量でした。 アン先生宅に滞在中は、バークレー校を観光(?)したり 夜は劇場に連れて行ってもらったり、とにかく毎日 夢のような時を過ごせました。 そして、短いサンフランシスコでの滞在を惜しみつつ 次の目的地カナダへと向ったのです。 カナダ航空機内では、グルメな昼食が出ました。 赤と白の粋な制服に身を包んだ、ハンサムな男性の 客室乗務員がスマートに手際よく食べ物を運んで くれたので、よけい美味しく思えました。 出された食べ物は、どれも美味しかった記憶ですが、 覚えているメニューは、前菜の海老カクテルだけ。 よほど私は、この海老カクテルが気に入ったのだと 思います。 食事を楽しんでいるうちに、飛行機は早くも バンクーバー空港に到着しようとしていました。 宿泊は、ダウンタウンにあるユースホステルに しました。 一人旅の良いところは、自分の気の向くままに 予定を立て、行動できることです。 カナダでの8日間の滞在中に、アムトラック列車で ロッキー山脈にあるバンフへ行ったり、フェリーで ブリティッシュ・コロンビア 州の首都である ビクトリアへも行ってみました。 行きのフェリーでは、品の良い老婦人と知り合い、 カフェでサンドウィッチをおごってもらいました。 彼女とは、それからずっと文通を交わしました。 カナダ移住がダメになって、アメリカ留学をしてからも 文通が続いたのです。 美しいビクトリア朝のデザインの便箋と封筒を使って、 きれいな字を書く婦人でした。 でも、私の留学中に老衰で亡くなりました。 今でも私の心には、古き良き英国貴婦人のような 彼女の姿が焼きついています。 バンフの町は、とても小さく、スキー以外の観光客は 私だけのようでした。そんな町に、日本のお店が ありました。 あのタレントの大橋巨泉さんのお店でした。 お店に入って、暖かいうどんを食べながら、カナダ人の 女性店員とおしゃべりを楽しみました。 バンフに来た目的は、レイクルイーズを見ることでした。 私が子供の頃に見た、「白い滑走路」というテレビドラマ に出てきた観光地です。 何故か、私はこのバンフとレイクルィーズを気に入って しまい、いつか訪れてみたいと思うようになったのです。 ロッキー山脈の宝石と言われるエメラルド色の美しい 湖をひと目見たくて、はるばる訪ねたのです。 しかし、現地に着いてから、私は自分の間抜けさに気が つきました。 つまり、私は真冬に行ったので、当然まわりは雪と氷の 白一色。 エメラルド色の湖面を見られる訳がありません。 その事に気がついていなかったのです。 「よぉーし、もう一度ここに戻って来て、美しい湖を 絶対に見るゾ!」とリベンジを固く心に誓ったのでした。 そして、その誓いは3年後に果たせたのです。 カナダ移住の面接結果は、不合格でした。 でも、この初の一人旅海外旅行が、後のアメリカ 留学へとつながっていったのでした。 |
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